相手の話よりも、話し方に注目する。「考えない練習」

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小池龍之介さんの「考えない練習」を読みました。

余計なことを考えず、穏やかに過ごす方法が、実践的な例を交えて書かれています。

自分の心と向き合う内容が多いのですが、私が特に気になったのはコミュニケーションについて。
「聞く」の章に詳しく書かれています。

「相手の苦を観察する」

恋人に仕事の愚痴なんか聞かされてもつまらないよね、でも着目すべきは内容じゃないよという話から。

けれども、愚痴を言っている方はそもそも、その内容を伝えたいというより、自分のことをわかってもらいたいという気持ちに導かれているのです。
ですから話を聞く時に最も重要なのは、相手の感情を浮き彫りにして受け止めてあげることです。
そのためには、相手の声音や速度、呼吸の変化といった情報に注目することです。
(77-78ページより)

ももともと、言葉の内容よりも表情や動作を重視しているので、しっくり来るお話でした。

業務連絡であれば別ですが、ただのおしゃべりの場合、内容なんてどうでもいいですもんね。
「嬉しかった」とか「ムカついた」とかに、「わかるー」って言ってほしいだけ。

そうやって相手の気持ちに寄り添うには、「夕飯なに食べようかな…」とか考えていてはいけない。
余計なことを”考えない”で、五感をフルに使って、相手の細かな動きまで観察する。

「考えない練習」って、ぼーっとすることかな?と思って読み始めたのですが、むしろ逆。
いま目の前にあるものをよく見たり聞いたりするために、他のことは考えない、ということでした。

流行りの「マインドフルネス」に近い感じですね。

考えるな、感じろ

他にも「話す」「見る」「食べる」など行動別に、”考えない”練習法が載っています。

この本を読んでから、ものの見方が少し変わった気がします。

いつも見たり食べたりしているものを改めて観察してみると、たしかに面白い。
見たり聞いたりすることに集中すれば"考える"余裕などない、というのもわかります。

ただ、「蚊に刺されて痒くても、そのままにしておく」という話にはさすがに同意できませんでしたが。
そこまで悟れないよ!

どうでもいいけど表紙の小池さんかわいいよね…あどけない…